買取業者の種類
選ぶ前にまずはどんなお店の形態があるかをチェックしましょう。それぞれのお店によって特性がありますが悪いところが目立っているのがわかります。それだけ乱立しているのですね。
すべてを比較してみて、評判をインターネットなどで調べた上でご利用することをお勧めいたします。
1. 店舗型(FC)
多店舗展開している大手買取店の買取価格は地域・店舗によって異なる場合がありますが…。
買取金額は、お客様・査定人によってまちまちで、売上の粗利内にFC加盟料や本部への上納金が含まれるため買取価格が圧倒的に安いです。またサイドビジネスとしてスタートする人も多いため真贋もおろかダイヤモンドや宝石はまず預からなければ査定が難しく、その場で買うとしても鑑別ができないため実際よりも安い値段を提示するのがほとんどです。
真贋力はどうしても物量に左右され「売値の半値で買う!」がスローガンのような宝飾品とは縁遠いバイトスタッフ中心のリサイクルショップなんてもってのほかです。
「偽物を買ったとしても、その中の1つが本物であれば利益が取れるだろう」といった考えられない世界も存在するのが現実です。小さなFC店は資金力がないため高額な取引はまず無理でしょう。バイトスタッフしかいない大手リサイクルショップの場合は、バイトスタッフに何百万円という取引の決済などできる訳がありませんよね。
2. 店舗型(直営店)
直営だけに買取(仕入れ)の失敗は絶対に許されません。
そのため査定人はインカム(ヘッドフォン)を使ってリアルタイムで本部へ連絡したり、品物をバックヤード(裏)に持ち込み本部に写真を送って指示を待つ…といった取引の仕方が多くみられます。どんなに性能の良いカメラでも石自体のコンディションを確認することは極めて難しいと思います。
そのためFC店舗型同様、リスク回避として安い査定額を提示することが多いでしょう。
昨今、貴金属買取店はどこの町でも見かけるようになりましたね。
ネットやニュースでも一見、利便性だけがクローズアップされていますが、実は!マイナス面の方が多いと思います。原因としては、まだまだ一般家庭には数百兆円の宝飾品が眠っているとはいえ買取数の母数自体は、そこまで多くはありません。それを取り合えば経営が成り立たないのは明白です。
そこで利益を出して経営する = 買取額が安くなり皺寄せ
と負担はお客様となってしまうんです。
3. 出張型
ここ最近一番多く出てきたタイプです。その強引なやり口から社会現象にもなった出張買取サービス。
昔のプッシュ型営業からプル型営業に変更するなど、摘発されないように今ではやり方も巧妙になっているようです。やり口として、他のサービスの営業で玄関先に入り、詐欺のように、あの手この手で強引に貴金属を買い取って行くため揉め事やクレームが今でも後を絶えません。
2013年の2月21日に特定商取引法の改正が行われ飛び込み営業の禁止や出張買取全般に8日間のクーリングオフが適応させるなどしたため、出張型買取の母数は減少傾向にあります。
姿をほとんど見せなくなったものの、宅配買取サイトを装ったり、WEBサイトから直接集客をしたりと、しぶとく生き残っている業者もあります。
その実態は昔と変わらず安値で買い叩くのが実情。買取価格を下げて出張経費を出すというのは明白。
貴金属買取のクレームは毎年2000件以上の消費生活センターへ報告されていますが、その殆どが出張買取の案件なんです。消費生活センターの苦情の例を見ると内容が良く判るかと思います。絶対に手を出してはいけない買取タイプですので十分ご注意ください。
4. 宅配買取専門型
店舗を持たない代わりに全て配送サービスで買取を行うタイプです。店頭買取と比べて接客時間に縛られる制約がないのと、目の前にお客様がいないためストレスなく査定を行う事ができるがお店側のメリットです。
逆にお客様側のメリットしては店頭に行く時間がない、行きたいお店が遠くて行けないなどとなり、査定の結果を自分の好きな時間に見る事が出来て、それに対しての返答も対面ではないためストレスなく行うことができます。日本の宅配業者は世界的に優れているのはご存知の通り。
配送トラブルもまずないと言って良いでょう。手数料などを事前に確認すれば、安心して利用できる買取タイプだと思います。