店頭買取
宝飾品を買ってもらう方法は主に3つあります。ここではそのうちの店頭買い取りについて説明します。
店頭買取とは
店舗に自分の宝飾品を持ち込んで査定してもらい買い取ってもらう方法です。
買い取りで一番古くからあり、最も身近な方法です。
この方法の長所は、買い取り査定に立ち会うことができることです。目の前で査定を行ってくれるので、査定価格に納得できればその場で現金にすることも出来ます。
店頭買取に向いている人
店頭買取の流れ
店頭に持ち込む宝飾品が決まったら、予約を行います。都合の良い日時を指定して下さい。店舗によっては予約が不要な場合もありますが、予約を取った方が確実です。
予約した日時に来店して宝飾品を持ち込んでください。
買い取ってもらうためには身分証明書が必要になってきます。
これは古物営業法によって全ての買い取り業者に義務づけられています。身分証明書は原本が必要です。
身分証明書は住民票、パスポート、運転免許証、旅券など行政機関が発行した書類です。
18歳未満の場合は保護者同伴か保護者の同意書が必要です。
査定にかかる時間は1点で10分くらいのところが多いですが、たくさんある場合は時間がかかります。
査定価格に納得したら交渉成立。その場で元気を受け取ることになりますが、高額の場合は口座振り込みになる場合があります。
もし査定価格に納得しなくてキャンセルになっても査定料金は請求されないことが多いです。
手ぶらで店頭買取とは
店頭買い取りを希望していても、買い取ってもらいたい物がたくさんあったり、高価な宝飾品を持ち歩きたくない人もいるかと思います。
そういう人にお勧めなのが、手ぶらで店頭買い取りです。
このサービスは店頭買い取りと宅配買い取りを合わせたような物です。
まず店舗経連絡して宅配キットを送ってもらい、それを使って店舗へ買い取ってもらう品物を送ります。
品物が到着した後、業者から連絡があるので来店希望日を伝えて下さい。
当日は身分証明書の他は手ぶらで行って下さい。
店頭買取のメリット
店頭買い取りのメリットは誤魔化される心配が少ないということです。
例えば地金の重量は目の前で量ってもらえば誤魔化せません。しかし、色石の査定は基準がないので気をつけましょう。
すぐに現金化ができるという点もあります。査定価格に納得できればすぐに現金を受け取れます。
高額になれば後日の振込になる可能性もありますが、中には高額でも現金でくれる業者もあります。
店頭買取のデメリット
最大のデメリットは自分が行かなければならないことです。
特に量が多い場合は大変です。近くに店舗がない場合は店頭買い取りは無理です。
店頭買取の注意点
店頭で買い取ってもらうには注意点があります。
①多店舗展開している大手チェーン店は避ける
多店舗展開している業者は店舗が近くにある場合が多く便利ではありますが、多店舗経営をしていると1店舗あたりの取り扱う宝飾品が少なくなるので、経費がかかり業者の利益のために買い取り価格を安くしなければなりません。
高額買い取りでは経営が成り立たなくなりかねません。
そのため多店舗経営のチェーン店は宝飾品や貴金属の買い取りにとってはデメリットです。
ただし、東京は競合他社が多いので買い取り価格は高めです。
②JIS H6309(ジュエリー用貴金属の品位)
世の中にはいろいろな物を買い取ってくれる総合的なリサイクルショップが存在しています。
そういう店の店員は大半がアルバイトなので宝飾品の知識はありません。ただマニュアルに沿って買い取っているだけです。
そのため買い取り価格が非常に安くされてしまう可能性があります。