サファイア
サファイアとは基本的にコランダム(酸化アルミニウム【AI2O2】)からなる結晶で、鉱物です。
サファイアはコランダムの中でも宝石としての価値があり、その中でも色が赤色でない物をいいます。
サファイアの比重、屈折率
【比重値】4.00 【屈折率】1.762-1.770
「サファイア」と聞いて皆さんが思い浮かべるのは青色の物ではないでしょうか? しかし実際は、青色の物以外に、ピンク、イエロー、グリーン、バイオレット、ホワイト、
ブラック、オレンジなど様々なカラーバリエーションがあります。
様々なカラーがありますが、「赤色」のものは、サファイアではなくルビーと言われている宝石になります。
ルビーの中に入っている不純物は「クロム」、サファイアの中に入っている不純物は「鉄やチタン」と言われており、 この不純物の違いで発色カラーが変わります。
価値の高いサファイア
基本的には深青色でありかつ透明な物ほど希少価値があるとされていますが、 パパラチアサファイアと呼ばれているピンク色(オレンジ)色の物も、 ブルーサファイアと共にとても価値が高く、買取でも高価買取が期待できます。
他には、光を当てた時に六条の光を発する(スター効果)、「スターサファイア」と呼ばれるものもあります。 中に不純物(二酸化チタンであるルチル)が含まれ、星のように見える為このような名前がついています。
市場に出回っているサファイアは人為的に加熱処理されている物が多く、(500~1600℃)で 加熱して内部の汚れをとり、鮮やかな色彩を出している物が大半です。
この加熱処理をしている物が多い中で、極々少量ですが非加熱のサファイアがあり 非加熱のサファイアは加熱処理をしている物より飛躍的に希少性が上がり、 かなりの高値、高価買取で取引されています。
しかしながら加熱処理しているサファイアなのか、非加熱のサファイアなのかは肉眼では判断が非常に困難 で、鮮やかな色彩から非加熱鑑定が上がるかも??という程度でしか分からない事が多く、 一般的には国内大手宝石鑑別機関が種々の装置を駆使し、鑑定書を出してからの評価になります。
このようにサファイアと言っても色々なカラー、種類があり個々それぞれ宝石としての価値は違います。 もしご自身がお持ちのサファイアなど宝石ジュエリーでもう使わない物がございましたら是非、 ブランドラボに一度お見せ下さい。