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ロードクロサイト

ロードクロサイトは、和名(菱マンガン鉱)の通り、マンガンに起因して発色しています。
ロードクロサイトは、宝石質なものは少なく、縞状(層状)のものが一般的です。ガラス状の光沢を持ち、透明で宝石質なものよりも、真珠状の光沢を持ち、不透明(あるいは半透明)な、パワーストーンのひとつであるインカローズの名のほうが有名かもしれません。ただし、本来のインカローズは、アルゼンチンの古い鉱山から産した縞状の構造を持つロードクロサイトに与えられた名前です。
湿度に弱く、変色することがあり、硬度も低いため、ジュエリーには向きません。

特徴

ロードクロサイトはその昔、インカ帝国付近で発見された事からインカローズと呼ばれるようになりました。 正式名称をロードクロサイトといい、こちらの名前には薔薇石という意味があります。 日本でも採掘される大変綺麗な色をした宝石で、アクセサリだけではなくパワーストーンとしての人気も高いようです。
鑑別書上では、透明度によって透明石と半透明石に分類され、透明石であればカット・研磨以外の人的手段が施されていないとされる宝石となります。

ロードクロサイトは基本的に半透明石や白層・インクルージョンが混じったものが多く、それらはパワーストンショップなどで良く見かけ、とても安価になります。
宝石として人気が高いものは、ロードクロサイトでも稀にしかない透明度が高いタイプで、そちらは価格もかなり高額になります。
ただし硬度が大変低いため、取り扱いには注意が必要です。また今後、産出があまり見込めない宝石の一つとされています。

歴史

ロードクロサイトはギリシャ語の薔薇を意味する「rhodon」と色を意味する「chrom」からきています。
その名の通り、バラのように美しい石です。
インカ帝国で栄えた、アルゼンチンや中南米が主産地の為、別名【インカローズ】とも呼ばれています。
そして、古くからインカ人によって「バラ模様をしたピンクの真珠」、「インカの薔薇」として大切にされてきたと言われています。

言い伝え

インカローズは、実は正式名称ではありません。インカローズの正式名称は「ロードクロサイト」。インカローズとは、インカで採れるバラ色の石、という意味で、日本ではこちらの俗称のほうが有名になっています。

インカローズという名前が示す通り、この石はかつて、インカ帝国で栄えたアンデス山脈から多く産出されていました。石の断面がまるでバラの花を思わせる美しさを持っていたことで、このように呼ばれるようになったのです。
現在はアルゼンチンで主に産出されていますが、かつてはアメリカのコロラド州にあるスィートホーム鉱山で採れるインカローズが非常に有名で、ここで採れるインカローズは宝石とひけをとらないほど美しいということで、非常に有名でした。