ラリマー
ラリマーは美しい模様を持った宝石ですが、大きなサイズも豊富にあり安価で流通しています。
パワーストーンとしての人気が高く、宝石以外にもブレスレットなどに良く加工されます。
特徴
ラリマー(Larimar/ラリマールとも)とは、ペクトライト(pectolite/ソーダ珪灰石)の中で特に青色系のものを指します。「ペクトライト」とは、1828年にイタリアで発見されたケイ酸塩鉱物の一種です。
時に「ブルーペクトライト」、「ステフィリアズストーン」(Stefilia's stone)とも呼ばれます。
主な産地はドミニカ共和国(パオルコ鉱山)、バハマ、チェコなどです。
効果
『愛と平和』を象徴するラリマーは、心の奥に隠された怒りや嫉妬などのマイナス感情を鎮めてくれるといわれています。
情緒のバランスをとり、安らぎの心をはぐくみ、避けられないストレスさえも軽減してくれます。
それにより悲観的な考えを退け、前に向かって進むポジティブさをもたらしてくれるでしょう。
『変化』に強い石でもあり、転職や転居など新しい環境にともなう不安をやわらげ、自分で目標を見つけられるという幸運をもたらしてくれるといわれています。
これから新しいことにチャレンジする人は、ペンダントとして身につけることをお勧めいたします。
また、自分自身でも気づかない間違った観念の束縛から解放され、成熟した思考能力を与えてくれるといわれています。
年配の方が持つことにより、好奇心を刺激し、生き生きとした若さと生きる喜びをもたらしてくれるでしょう。
愛の感情をはぐくみ、自分も他人も広く受け入れられるようになりますので、友人や恋人などの人間関係を豊かで深いものに育てることができるでしょう。
創造性やインスピレーションを高める作用もありますので、芸術やクリエイティブな仕事に携わっている人には、素晴らしい効果が期待できるでしょう。
その場合は、ラリマーを眉間や頭部にかざすと良いアイディアが生まれるといわれています。
『水』と『空気』の波動を放つとされるこの石は、あなたの心に、カリブ海の穏やかなやすらぎのパワーをもたらしてくれるような優しいさわやかさにあふれています。
言い伝え
ラリマーは、カリブ海に浮かぶ小さな島、ドミニカ共和国から産出されます。
正式名称を『ブルー・ペクトライト』。
宝石業界でもっとも有名なのが『ラリマー』と呼ばれるドミニカ共和国由来の名前のため、正式名称はあまり知られていないようです。
『ラリマー』の語源は、発見した地実学者の娘『ラリッサ』とスペイン語で"海"を意味する『マール』を組み合わせたことに由来します。
比較的新しいパワーストーンで、発見されたのは1974年。ノーマン・ライリングにより、南部のパオル村の鉱山から発見されました。
その時期は、ちょうど世界的に環境保護の動きが高まったころにあたります。
『平和』『自然との共生』というキーワードをもつこの石は、自然環境の保護と人々の意識の芽生えを象徴した石ともいえるでしょう。
1985年、アメリカの宝石商が『カリブ海の宝石』と売り出したことにより、そのネーミングのおもしろさと美しさから次第に人気が高まってきたといわれています。
主な産地のドミニカ共和国は、アトランティスの失われた大陸だったという伝説をもつため、このラリマーは別名を『アトランティス・ストーン』と呼ばれることもあるそうです。
また、カリブ海に泳ぐイルカをイメージした『ドルフィン・ストーン』という可愛らしい別名もあります。
カリブ海の景色をそのまま石にしてしまったかのような美しいブルー模様が人気のパワーストーンです。