【は】から始まる買取用語集
ハートアンドキューピッド
ハートアンドキューピッド（H&C）とは、カットのプロポーション（総合評価）と、シンメトリー（対称性）が優れているダイヤモンドで、スコープで覗くと、裏面にハート、表面に矢の模様が浮かび上がります。
そのため、このロマンチックなダイヤモンドは婚約指輪のダイヤモンドとしてとても人気があります。
そしてこのH&Cは、意外と知られていませんが、エクセレントなら必ず現れるとは限らず、逆にVery Goodでも稀に見られることもあり、カットの総合評価に直接関係ありません。
しかし、 ハートアンドキューピッドが見られるダイヤモンドと、そうでないダイヤモンドでは、売買価格に差が出る為、実質上、エクセレントの上位クラスとして位置づけられています。
パール
6月の誕生石、健康・長寿などを意味し、和名は『真珠』。
特定の貝の中に砂粒などの異物が入りこんだ時に分泌物を出して、層を重ねてできあがる有機質の宝石。貝の種類により大きさや色などの特徴が変わってきます。ホワイト・ゴールド・シルバー・ピンクなど色々な色があり、巻きの厚い光沢の良い物、真円に近い物、傷の無い物が一般的に良いとされます。ナチュラルと言われる天然物やコンク貝から生まれるコンクパールなどは、高価ですが人気があります。
パヴェ
メレなどを敷き詰めたもの。フランス語で石畳。
バチカン
ペンダントトップのチェーンを通す部分
花珠(はなだま)
真珠の中でも最高ランクの珠のことをいいます。
巻きが厚く光沢もよく、傷や染みもない真円であることが条件で、真珠全体の約５％しか浜揚げされず、とても希少価値の高い品質です。
パパラチャ・サファイア
古代インドのサンスクリット語で「蓮の花」を指す。サファイアの中にオレンジ色を帯びたピンク色の色相を示すものがあり、蓮の花の色に似ている事が命名された始まりである。
パビリオン
宝石をカットした際に上部をクラウン。下部をパビリオンと呼ぶ。
パラジウム
パラジウムは貴金属の一つで、宝飾業界では主にプラチナやホワイトゴールドの割金として使用されており、最近では各国の排ガス規制強化を背景に自動車触媒としての需要が急増しています。 レアメタルの一種。
ハリーウィンストン
キング・オブ・ダイヤモンドの異名を持つアメリカの超高級宝石店、ハリー・ウィンストン。
「ウィストニアン・スタイル」という宝石と宝石をワイヤーでつなぎ、留め金の使用を極力抑えたセッティングを考案し、あらゆる角度から光を反射して輝く、宝石を最大限に活かすデザインは有名です。
ちなみに日本では同じアメリカの有名宝石店「ティファニー」とライバルのように言われますが、まったく異なるようで、ティファニーはどちらかと言うと大衆向けなのに対し、ハリー・ウィンストンは徹底して富裕層にターゲットを絞っています。
そのため、プライドとセキュリティー、そして敷居も非常に高く、予約なしでもお店に入れますが、入り口で名前と住所を聞かれ行動も制限されるため、ひやかしの場合は少し気合いが必要です。
バロック
不定形な宝石のことをいい、バロックパールなどは、カジュアルなタイプのジュエリーにセットされることが多い。
建築や美術の分野で使われるバロック様式という言葉は、ジュエリー用語のバロックが元になっている。
半貴石
半貴石とはセミ･プレシャス･ストーンのこと。
半貴石と貴石は硬度と希少性で分けられ、貴石は、ダイアモンド、エメラルド、ルビー、サファイア、アレキサンドライト、キャッツアイ、オパール、ひすい、真珠などで、美しさとともに、希少価値が備えられた宝石を呼び、半貴石は希少性のわりあい低い宝石のことをいい、アメジスト、ぺリドット、ガーネットなど装飾性を主としたものをいいます。モース硬度は、７以下です。
ただし、半貴石でも品質がすばらしいものや美しいものがたくさんあり、貴石より価値が高い場合も珍しくありません。
バングル
留め金(クラスプ)の無いブレスレットの一種で環状のもの。板状の地金を丸めたものが多い。
円形や腕の形に合わせた楕円形、半分がバングルで半分がチェーンのハーフタイプ、 C字型やC字型の両端に丸玉がついた馬蹄型などの形がある。
